天戦地冲

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天戦地冲とは?

「天干=十干が相剋、地支=十二支が冲」という意味になります。

 

天戦の関係性

 

例えば、甲(きのえ)は木の五行を持っています。

木と相剋となる五行は「土」と「金」となります。

十干は陽干同士、陰干同士で見ますので、上記の図から甲(きのえ)と天剋(相剋)になる関係は、「戊」(つちのえ)と「庚」(かのえ)の2つになるということがわかります。

「戊」は自分が剋し、「庚」は自分が剋される事象となります。

 

地冲の関係性

 

地冲とは、十二支が「冲」になっている関係性のことで、つまり上記の図で対角線に位置する関係になっている干支になり、「子」と「午」は冲になります。

以上のことから、例えば日干が「甲子」の人が「庚午」の年運や歳運が巡ると自分が剋される側で、「戊午」が巡る場合は自ら剋す象意の天戦地冲となります。

 

天戦地冲の作用

天戦地冲は大運や歳運において巡ってきた場合、あるいは人と人との相性に出た場合に最も凶害の強い作用となります。

物事がスムーズに進まない、自分の立場や環境が大きく揺らぎ変化を余儀なくされる出来事が起こる、などは運気が低迷している要因はいろいろありますが、中でもかなり強く確実に出る凶意が天戦地冲だと思います。

オリンピック談合の摘発、統一教会問題、ビッグモーター不正などいろいろありましたが調べてみると皆これが絡んでいます。最も強い荒れや動乱です。

天戦地冲は自分が剋される側と自分が剋す側の2パターンありますが、凶意が大きいのはやはり自分が剋される場合ですね。痛めつけられ、被害を被ります。そして自分が剋す場合は自ら争いを起こし、揉め事を作ります。

ただし分離運なので、過去の清算、因縁解脱をすると消化され、「離れたり、辞めたりするには良い時期」と捉えられています。本来自分が生きるべき道に戻される時期でもあるかもしれないので、もう一度、何か人生の選択を間違えていないか、より良い再起のきっかけになるのではないかと思えばそこまで悪くない破法かもしれませんね。

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