「陰陽論」とはこの世に存在するものすべては「陰」と「陽」から成り立っているという考え方です。ちなみに陰と陽の価値は同じであって、どちらがいいとか悪いとかはありません。
陰と陽
「陽」とは積極的・能動的・動的・明的・外的・表面的など主体性のあるものを指し、「陰」とは陽に相対するものであることから、消極的・受動的・静的・暗的・内的・従体性のあるものを指します。
したがって物質や現象は天は陽、地は陰 太陽は陽、月は陰 火は陽、水は陰 男は陽、女は陰 春夏は陽、秋冬は陰 昼は陽、夜は陰というように分類されます。そして、陰陽の働きや性質はどちらか一方だけ作用するのではなくて、常に相対的に働きます。これは陰陽のひとつの特徴でもあり、その基準が変われば陰と陽は逆になることもあります。