今や死語となってしまった三高=“高学歴、高収入、高身長”すなわち、”玉の輿”を結婚相手の条件に据えたのは、バブルの頃でしょうか。
そんな時代から一転、バブル崩壊以降、そうした女性のエネルギーは一気に低下し、今どきはパートナーを支える女性がにわかに目立つようになり、男が主夫となって働く妻を支える家はいくらでもあり、結婚で自分を高く売ろうとは思わなくなったように思われます。
とはいえ、どこかの県の年間予算のような”年商2千億円結婚”とかスゴイ結婚を決める女性は何か生まれつき決まっていて、“その運命に従っただけ”という見方の方が自然なのです。
官星のバランスが決め手
四柱推命で女性にとって「官星」は男性(夫やパートナー)を表します。
官星の力量は「お相手の男性の質」を測るバロメーターです。
※下記の五行図で日干が「木星」であれば「金星」が官星になります。「火星」であれば「水星」が官星ですね。
官星は本来、その人自身を表わす星(日干)に対して剋する働きをする、いわゆる”相剋”の関係にあるので、鍵となるのは日干との力関係で、その人にとって官星が「用神」になる場合は男性との良い縁をもたらし”玉の輿”に乗れる可能性があります。
特に”正官”を持っていると、いわゆる内助の功になり、家の中で夫の活躍を支え、表には立たない専業主婦になる、というより専業主婦が向いている女性が多いです。イメージ的に一歩下がってついていく女性でしょうか。
水星や財星を上手く使う
ちなみに、最近は大金持ちと結婚した女性を”トロフィーワイフ”というそうです。
それは成功して富と名声を得た男性が、“勝者”としてトロフィーを勝ち取るように手に入れる美人妻のこと。そして女性は自らを丁寧に磨きこんだ成果として、自分自身がトロフィーになること。
であれば、「官星用神」を持っていなくても、女性らしさを表す”水星”や男性に気遣いができる“財星”を上手く利用し、一瞬たりともひるむことなく、自分は“高い結婚をするべき”という自覚を持ち続ければ、いわゆる”玉の輿”婚ができる可能性は大です。
ただ、“玉の輿”は大なり小なり自分は“下”にいて、結婚によって明らかに身分違いの上のクラスへ一気に這い上がることですが、”トロフィーワイフ”の場合、自分が相手より“下”にいるなんて微塵も思っていません。